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Kaleidoscope/万華鏡

全国に179カ所も!?「土木遺産」って何だ?

提供:公益社団法人 土木学会

公益社団法人土木学会では、幕末以降、西洋の近代土木技術が導入されてから第二次世界大戦以前までに造られた土木施設のうち、現存しているものを近代土木遺産と定義し、全国調査を行いました。その結果、全国で約2,800件に上りました。

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 「土木学会選奨土木遺産」の認定制度とは、土木遺産の顕彰を通じて、歴史的土木構造物の保存に資することを目的として平成12年度に創設された制度のこと。これによって、主に以下4つの項目の普及・促進が期待されています。

1. 社会へのアピール

土木遺産の文化的価値の評価、社会への理解など。

2. 土木技術者へのアピール

先輩技術者の仕事への敬意、将来の文化財創出への認識と責任の自覚等の喚起。

3. まちづくりへの活用

土木遺産は、地域の自然や歴史・文化を中心とした地域資産の核となるものであるとの認識の喚起。

4. 失われるおそれのある土木遺産の救済

貴重な土木遺産の保護。

 なお、平成23年度までに、全国の都道府県に179カ所の「土木学会推奨土木遺産」が認定されています。
今回は、東京都の土木遺産3カ所をご紹介。なお、「土木遺産」については今後も継続してご紹介する予定です。ぜひご期待ください。

>>公益社団法人 土木学会ホームページへ

東京都の「土木遺産」

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新永間市街線高架橋
(しんえいかんしがいせんこうかきょう)

所在地:東京都/千代田区〜港区
竣工年:明治43年
選奨年:2010年(平成22年)度
【選奨理由】
建設後100年を経て、なお、現役の高架橋として活用されているだけでなく、
煉瓦アーチ式の高架橋として景観的にも優れている。



1206_16_kaleidscope_2.png帝都を飾るツイン・ゲイト
永代橋、清洲橋

所在地:東京都
竣工年:大正15年(永代橋)
   :昭和 3年(清洲橋)
選奨年:2000年(平成12年)度
【選奨理由】
近代橋梁技術の粋を集めて造られた
隅田川震災復興橋梁群の中核的存在。
日本初の100m超スパンの橋と美しさを
追求した特殊な吊橋。



1206_16_kaleidscope_3.png聖徳記念絵画館前通り

所在地:東京都/新宿区
竣工年:大正15年
選奨年:2004年(平成16年)度
【選奨理由】
東京を代表する道路景観であり、
ワービット工法を利用したわが
国最古級の車道用アスファルト舗装。

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