サブカルチャー

建設業 × お菓子

営業活動や事業PRに欠かせないノベルティグッズ。建設業においても、さまざまな用途に幅広く活用されています。今回紹介するのは、製菓会社とのコラボレーションや、社名のパロディ化から生まれたユニークな"お菓子"の数々。ぜひ営業ツールの参考にしてみてはいかがでしょうか?


 
 
 INTERVIEW

第3弾 熊谷グミ「コロロ」(2015年)
―㈱熊谷組 広報部の五十川宏文さんにお話を伺いました―

㈱熊谷組「熊谷グミ」 (東京)※現在は配付終了

――製品化のきっかけを教えてください。
 当社がUHA味覚糖様の奈良工場の施工を手掛けたことから、両社の社長が工事の安全祈願祭の席上で、「熊谷組の『組』とお菓子の『グミ』をかけて何か作ったら面白いのでは?」という会話が盛り上がり、開発が決まりました。

――商品はどのように選定していますか?
 製品化において重視したのは「建設会社のノベルティグッズであることがひと目で分かること」。UHA味覚糖のご担当者様と相談し、その時期に市場で人気のある商品の中から、建設業をPRするためにデザインしやすいパッケージかどうかを基準に選びました。

第2弾 熊谷組(グミ)
「ぷっちょ」(2014年)
第1弾 熊谷グミ
「シゲキックス」(2012年)
――それぞれデザインが面白いですね。
 キャラクターが工事をしたり、建物を造ったりと、遊び心を取り入れました。また、パッケージ裏面には「熊谷組のへえ~」というタイトルの豆知識や、代表施工物件の紹介記事「熊谷組のものづくり」を載せるなど、趣向を凝らしています。

――反響はいかがですか?
 主に取引先や現場見学会の来場者、地元のお祭りに参加した子供たちなど当社とご縁のあった方にお配りしましたが、実際に商品を配付すると、インパクトのあるネーミングやキャラクターが大きな反響を呼び、「堅いイメージの建設会社にこんな遊び心があるとは意外だった」「キャラクターの『こぐまっちょ』がかわいい」といった好意的な声がお客様から届いています。

 
 
 製品紹介


大成建設㈱
 「UHA味覚糖シゲキックス」
 
 (大成建設スペシャル塩パイン味)

  (東京)(2013年)※現在は販売終了

◀︎夏場の熱中症対策に製作された特製グミ。「暑気対策で配布している塩アメをグミ化してみては?」という社員からの声がきっかけで、社員・協力会社向けに限定販売された

井関食品㈱
 「熱中飴」
(レモン味)

  (大阪)(2006年~)

◀︎某建設会社の「熱中症対策の飴が作りたい」という依頼から開発がスタート。現場の協力で試作を繰り返した結果、当初の10倍である300mg超の塩分を含む飴が完成
 

㈲宮本クレーン工業
 「オリジナル塩飴」

  (福岡)(2012年~)

▶︎お客様の安全を祈願して「バッチリいこう!」「ご安全に!!」という呼びかけをデザインに採用。味はベーシックな塩と梅塩の2種。塩飴とは別に「コーラ味」もある

空知夢創造研究会
 「PRキャンディ」

  (北海道)(2011年)※現在は配付終了

▶同研究会は、空知建設業協会の協力団体。空知地区の観光スポットを紹介する広報誌を制作した。キャンディは、同誌配付時のPRのために製作。パッケージデザインには空知の名物・ヒマワリや菜の花が採用された

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