サブカルチャー

建設業界の広報 建設業×CM 誌上ライブラリー

 建設業においても、近年はテレビCMやインターネット動画サイトを活用した広報活動が増えてきました。映像は、動きと音によって、伝えたいメッセージをよりダイレクトに発信できる広報ツールです。
 今回は、建設業団体が制作したテレビCMなどの中から、インターネット上で公開されている動画をご紹介します。15秒~30秒という短い時間で視聴者を引きつけるための工夫やアイデアが詰まっています。各CMにはリンクを設置していますので実際の動画も是非ご覧下さい。

 
 
(一社)山梨県建設業協会
 

 
「営みを支える篇」(H28年)
▶「信玄堤篇」(H28年)
▶「営みを支える篇」(H28年)
 "人の営みを支える仕事"に向き合う真摯さが伝わる

 山梨県から、地方創生交付金を原資とした「やまなし建設業応援プロジェクト事業」を受託し、その一環として広報事業に取り組みました。テレビCMに加えテレビ番組も制作した他、地元新聞への広告掲載やポスターも制作しました。これらの制作にあたっては、総務委員会が中心となって企画検討を行いました。ウェブで公開するだけでなく、当会で開催する各種イベント会場でも映像を流しています。


映像のポイント、工夫や苦労した点
 

 

 実際に現場で働いている人々の姿をまっすぐに捉えたドキュメンタリー。撮影する工事現場の選定や事前下見の際は、発注者にも協力を仰ぎ、同行してもらい制作されています。危険な場所で必死に作業している姿がより伝わるよう、防災工事現場では、カメラマンも一緒に高所に上って撮影!交通網を整備し、県土の安全を守る。それぞれの現場で真剣に働く姿を描き出します。建設産業が"人の営みを支える仕事"であることがしみじみと伝わる映像です。

「営みを支える篇」(H28年)
「信玄堤篇」(H28年)
 
 
(一社)長野県建設業協会・長野県建設産業団体連合会
 

 
「私たちと働いてみませんか」(H21年)
▶「建設産業は非常事態宣言」(H20年)
▶「私たちと働いてみませんか」(H21年)
 県土を守り育てる建設業従事者 約100名が出演!

 一般県民に建設産業の危機的現状について広く理解してもらうため、地元テレビ局(制作会社)数社のコンペによりテレビCM「建設産業は非常事態宣言」を制作しました。翌年度は現状を打開するために「若年者の入職促進」「技能の継承」「地域社会の安全・安心を担う」の3点をテーマに「私たちと働いてみませんか」を制作しました。


映像のポイント、工夫や苦労した点
 

 

 街づくりや災害復旧・ボランティア、除雪業務などに力を尽くす建設産業。苦しい現状と、社会的意義や重要性、魅力、やりがいを理解してもらえるよう、建設業従事者の真剣な表情を描き出しています。出演者はすべて会員企業の社員たち。女性も多数参加しています。動きを合わせるため、何度もNGを出しながらの撮影となりましたが、そのおかげで手作り感と親近感のある映像に。作業服に身を包んだ約100名の、キリリとひきしまった表情にしびれます!

「私たちと働いてみませんか」(H21年)
「建設産業は非常事態宣言」(H20年)
 
 
(一社)富山県建設業協会・富山県建設産業団体連合会
 

 
「一緒に夢をカタチにしませんか」(H28年)
▶「一緒に夢をカタチにしませんか」(H28年)
 さわやかに、真剣に 若者が語る建設業で叶えたい"夢"

 H23~H25年度は災害対応や除雪活動などをPRするテレビCMを放送していましたが、将来の担い手不足が懸念される中、若者に建設産業の魅力を伝え、入職者を増やすために、就職活動中の若者やその保護者をターゲットとし、富山県建設産業団体連合会との共同事業により新たなテレビCMを制作しました。


映像のポイント、工夫や苦労した点
 

 

 「あなたの夢は、何ですか?」という問いかけに応え、建設業に従事する若者2人がそれぞれ抱いている夢や目標を語ります。「未来に残るモノを作りたい」「地元を災害から守りたい」。さわやかな2人の様子に「いい仕事なのだなあ」と見ている方も思わず笑顔に!より多くの人に興味を持ってもらえるよう、テレビでの放送期間もひと工夫。大学生が帰省し就職活動が始まる2月下旬~3月下旬に集中して放送し、若者の視聴が見込めるゴールデンタイムや早朝深夜帯、親世代の視聴が見込める平日昼や夜間の情報番組中にも放送されました。

「一緒に夢をカタチにしませんか」(H28年)
 
 
(一社)京都府建設業協会
 

 
(一社)京都府建設業協会(H23年)
▶(一社)京都府建設業協会(H23年)
 社会を支える建設業の役割を分かりやすく

 建設業は地域における基幹産業であり、良質な社会資本環境を提供する役割を担っています。企業として雇用を確保・維持することはもちろん、災害時には救援・復旧活動などさまざまな社会貢献活動を実施していますが、必ずしも府民や社会から正しい理解と認識を得ているとは言いがたい状況です。そこで視覚的にイメージアップを訴えるため、テレビCMを利用した広報事業を実施することになりました。


映像のポイント、工夫や苦労した点
 

 

 15秒という短い再生時間で建設業の果たす役割が一目で分かるよう、実際の建設現場や見学会、災害時の救援・復旧活動の写真を使用。地元の京都放送を利用し、幅広い年代の方が定期的に視聴する野球中継のCMとして放送。H26年度にも続編となるCMを制作し、2年間かけて映画館でも放送。現在は若者を対象に、時代の流れに合った、印象に残る広報活動を展開中です。

(一社)京都府建設業協会(H23年)
 
 
(一社)高知県建設業協会
 

 
「かっこいいぜよ建設業編」(H26年)
▶「かっこいいぜよ建設業編」(H26年)
▶「ヒーロー編」(H26年)
 かっこいいぜよ! マスコットキャラクター登場で楽しさ満点

 南海トラフ巨大地震に備えての社会資本整備の推進、若年者を中心とした建設業の担い手確保など、県内の建設業の課題に取り組むためにも、建設業のイメージ改善のために広報を重視し、広告代理店4社のプレゼンを経て、広報活動を展開しました。

マスコットキャラクター「まもるくん」

映像のポイント、工夫や苦労した点
 

 

 子供を中心とした若年層と女性層(若年層の母親世代)にアピールするため、親近感のわくマスコットキャラクター"まもるくん"とCMソングを作成し、浸透を図っています。まもるくんは地元高知と竜馬をこよなく愛する小学1年生。「大きくなったら建設マンになりたい」との思いから、毎日安全ヘルメットをかぶっています。きらきらした目と「かっこいいぜよ」のセリフがかわいい!もちろん、かわいく楽しいだけでなく、暮らしに密着した道路や防災施設などの構造物の整備、仕事としての建設業のやりがいなどもしっかり伝えています。

「かっこいいぜよ建設業編」(H26年)
「ヒーロー編」(H26年)
 

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