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Kaleidoscope/万華鏡

ARでスケール感を確認!BIMパーツを提供するクラウドサービスが誕生

建築IT ジャーナリスト 家入 龍太

1210_16_kaleidscope_01.jpg BIMでの設計に使われる建材や家具などのBIMパーツは、部材の3次元形状とともに「属性情報」と呼ばれる部材の材質や仕様、メーカー名などの情報が一体となっています。
 そのため、BIMパーツを建物の3次元モデル上に配置するだけで、属性情報もモデルに書き込まれ、後の図面や数量表などの作成を自動化するのに役立ちます。
 福岡市のペーパレススタジオジャパンは2012年5月30日、このBIMパーツを効率的に活用できるBIM建築情報プラットフォーム「ArchiSymphony(アーキシンフォニー)」のサービスを開始しました。

 

1210_16_kaleidscope_04.jpg 実際に市販されているBIMパーツを、なんとクラウドからドラッグ&ドロップして、手元のBIMモデルに張り付けられるのです。このサービスは、オートデスクのRevitユーザーを対象としており、Revit用のプラグインソフトを通してBIM部品をダウンロードする仕組みです。

 

 

 

 


 また、クラウドサービスは同社の親会社であるパイプドビッツが提供するクラウド型ソリューションプラットフォーム「スパイラル」をベースに構築されています。
ArchiSymphonyは今後、建材メーカーとの連携を図り、BIMパーツのデータ蓄積をさらに進めていきます。そして部材の受発注や設計・施工管理、そしてファシリティマネジメントまで建築生産プロセス全体をカバーするクラウドサービスに進化することを目指しているとのことです。

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1210_16_kaleidscope_02.jpg 6月から、iPhoneやiPad向けのアプリも提供しています。面白いのは、AR(拡張現実感)機能が搭載され、家具などのCGを実際に目に見える大きさで画面に表示することができます。
 そのため、建築の専門家ではない発注者にもスケール感を説明しやすくなるそうです。いよいよ、施主向けにもARが活用される時代になったみたいですね。今後のサービスの充実が楽しみです。

 

 

 

【出典:建設ITワールド】

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 IT活用による建設産業の成長戦略を追求する「建設ITジャーナリスト」、家入龍太の公式サイト。BIMや3次元CAD、情報化施工などの導入により、生産性向上、地球環境保全、国際化といった建設業が抱える経営課題を解決するための情報を「一歩先の視点」で発信し続ける。

1210_16_kaleidscope_05.jpg URL http://www.ieiri-lab.jp/ 

建築IT ジャーナリスト 家入 龍太

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