サブカルチャー

Kaleidoscope/万華鏡

風化させてはいけない!震災復興本

啓け!-被災地へ命の道をつなげ-

啓け!-被災地へ命の道をつなげ-

 東日本大震災の発災後、国土交通省東北地方整備局が地元建設企業などと協力して取り組んだ道路啓開作業“くしの歯作戦”をテーマにしたドキュメンタリー・コミックス。ウェブ上で昨年8月30日に第1話「プロローグ」が掲載されると、口コミでその存在が広がり評判になったという。作者は、『陽のあたる場所へ ―NO TIME TO CRY』で第39回(1990年上期)手塚賞佳作受賞の岩田やすてる。物語は震災当日から始まり、次々と起こる困難に不眠不休で勇敢に立ち向かった、知られざる英雄たちの姿が熱く描かれている。単行本は、3月11日前後に全国書店で発売予定。

最新話はこちらからご覧いただけます
http://www.cosmobooks.com/hiraketop.html

発行/株式会社コスモの本 著者/岩田やすてる

 

3・11 宮城県建設業協会の闘い

 宮城県建設業協会は、約250社の会員を擁し、9支部で構成される。本書は、3・11の大震災によって自ら被災しながらも、地域の復興に尽力した個々の会員の闘いの記録である。通信手段が途絶し、電気・水道・ガスのライフラインが長期遮断する中で、道路啓開から応急対応、住民の安全避難、さらには仮埋葬、水産加工物の海洋投棄などに奮闘。しかし、そのような地域建設業の活動が、世間一般に広く伝わっていない実態もあり、本書の発刊を思い至ったという。現場の最前線を経験した者でなければ知りえない言葉の数々が重く突き刺さってくる。
 印刷部数5千部は配布済み。4月以降に当協会のホームページへの掲載を予定。

発行/社団法人 宮城県建設業協会
http://www.miyakenkyo.or.jp/

3・11 宮城県建設業協会の闘い

 

東日本大震災の検証-地震から学ぶ

東日本大震災の検証-地震から学ぶ

 建設業者は、行政機関は、その時どう行動したのか?
 忘れてはならない東日本大震災と大津波に際して「被害と対応」「今後の対応と対策」の面から検証したのが本書だ。業界新聞の発行元である建設新聞社ならではの広範なネットワークを駆使し、現場の最前線から行政機関に至るまで、それぞれの立場で語られる意見や提言は興味深い。さらに写真で「大震災の記憶」と「復興への軌跡」が確認できる「大震災の記録」や、小島編集長の「いま、被災地で起きていること」など、見どころ読みどころも満載。

発行/建設新聞社
http://www.kensetsu-sinbun.co.jp/

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