サブカルチャー

Kaleidoscope/万華鏡

ゲームを教育プログラムに導入

 昨今、ゲームを教育課程に導入する例が増えています。例えば、スウェーデンのある大学では、都市計画や環境を学ぶ事業の一環として、Mojangの人気サンドボックス「Minecraftを採用した事が話題になっています。
 これを担当した講師によると、物事の完了と同時に、将来の都市開発プランについて学ぶ事ができ、沢山の生徒がゲームを使用して学んでいるとか。さらに学生達が都市計画のプランをゲーム上で組立てるコンテストなども実施し、大好評だったようです。
 過去には、Electronic Artsのゲームで、プレイヤーが市長になって街を作る「SimCity」では教材用プログラムキットが公式で配布された事もあり、ゲームが教育現場で活躍しています。
 他にも、建築関係のゲームは数多くでており、同社の「Sims」では、街に住むSim達の自宅や、公園などを間取りから家具まで思う通りに作る事ができます。GIANTS Softwareの「Demolition Company」は、他の建築ゲームとは違って、ビルの解体・破壊がメインとなっています。日本では体験できない“爆破解体”も体験することができます。さらに同シリーズの「Digger Simulator」という、掘削系の重機に重点を置いたソフトもでています。
 両シリーズ共に、グラフィックもリアルにできており、重機の数も複数あるので、重機マニアはもちろんのこと、建設現場の疑似体験を楽しめるゲームといえるでしょう。

取材担当 建設業しんこう編集部
田中貴子

 

Minecraft(マインクラフト)とは、世界が全て1mのブロックでできており、無限に自動生成されるワールドを1人称視点で動き回りながら、土を掘り、木をこり、岩を砕き、家を作り、洞窟を探検し、時にはモンスターと戦い、プレイヤーが自分の思い通りに世界を作れるゲームのこと。PC版では、MOD(拡張パック)を入れる事により、ドリルや重機、新しい植物など、様々な要素を追加する事ができます。
 編集部でもMinecraftを使って、「富士教育訓練センター」の一部を再現してみました。いかがでしょうか。なかなかよくできていると思いませんか?

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