サブカルチャー

Kaleidoscope/万華鏡

子どもたちの心を育む「公園遊具」

 子どもたちの健全な心身の生育をサポートする公園遊具。現在、公園と公園遊具の設計・デザイン、施工を手掛けている企業は大小合わせて200社ほどと言われています。その中から今日は、建設会社である㈱岡部(富山県富山市)の専務取締役・石永裕明氏に、遊具づくりの現状をお聞きしました。

――公園と遊具の設計・デザイン、施工は一括して請け負うことが多い?
石永 公共事業の場合、公園と遊具の一括は少なく、分離発注がほとんどです。公募型プロポーザル方式に応募して「企画・提案」し、受注するのが一般的です。

――建設会社で社内に公園遊具の専門部署を設ける会社はあるのでしょうか?
石永 当社のように社内に専門部署(公園施設部)を設けているケースは非常に珍しいと思います。遊具は外部の専門会社に任せるのが大半です。

――遊具の設計・デザインで特に留意することは?
石永 近年、発注者(自治体)の要望として、公園遊具においてもオリジナル性、地域性を重視する傾向にあります。例えば、発注先がリンゴの産地なら、リンゴをモチーフにしたデザイン案を提案するといった具合です。

――安全対策として気を付けているのはどんな点ですか?
石永 落下や指の挟み込み防止など、いろいろと安全対策はありますが、それに気を取られていると、遊具としての魅力が欠落することも。我々は“良いリスク”と呼んでいますが、子どもは常に「難関にチャレンジする」ことが好きで、「苦労しながらそれをクリアする」ことに満足感、達成感を覚えます。その意味で、設計・デザインに“適度なリスクも組み込む”のがポイントで、それには豊富な知識と経験、実績が欠かせません。

――設計・デザインを担当するスタッフについて教えてください。
石永 専門スタッフは4名(男1・女3)。平均年齢は約30歳。若い人の方が斬新な発想で、この仕事に専任して10年から15年くらいが能力的なピークです。そのため、常に若い血を注入し、活性化を図っています。
 

 

ギャラクシティ
場所:東京都足立区 元発注者:足立区
発注者:㈱丹青社  サイズ:20×20×12m

 

こばと幼稚園
場所:岐阜県岐阜市 発注者:学校法人加納学園
サイズ:15×12×4m

 

とちぎ海浜自然の家
場所:茨城県鉾田市 発注者:栃木県
サイズ:30×60×15m

 

ふくふくこども館
場所:山口県下関市 元発注者:下関市
発注者:㈱丹青社  サイズ:25×35×3m

 

氷見市いきいき元気館
場所:富山県氷見市 発注者:氷見市
サイズ:30×60×8m

 

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