サブカルチャー

マンホールマニアの世界に潜入|路上の密かな愉しみ! マンホール

 街の至る所にあるマンホール。存在はご存じでも、特に意識して見たことがないという人がほとんどかもしれません。しかし世の中には、そのマンホールを愛してやまない「マンホールマニア」が少なくないとか。そして、近年は「マンホール女子」も増えつつあるそうです。そこで今回は、マニアが集まる各種イベントやコレクション本など、密かにブームを呼んでいる “マンホールマニアの世界”を紹介します。

 

[カープ坊や]広島県マツダスタジアム周辺地区

[ひごつばき]熊本県熊本市

[忍城(おしじょう)]埼玉県行田市

[寒ブリと定置網]富山県氷見市

[折り鶴]広島県広島駅周辺地区
 

実物のマンホールを使ったマンホール拓本も展示

立ち見も出た第2回マンホールサミット
 

 
マンホールサミット

 

 昨年の第1回サミットは下水道広報プラットホームによるイベントとして、マニアの間で注目を集めた。今年3月7日に開催された第2回サミットは、業界関係者から一般のマニアまで約300 名が東京・神田に集結。マンホールの歴史や技術の話から、訪ね歩き体験の話題などで盛り上がりを見せた。特に今回は近ごろ急増中の「マンホール女子」「蓋女」の参加も多く、会場内は熱気にあふれていたそうだ。
主催:下水道広報プラットホーム(GKP)


マンホールニュースや写真展など、マンホールの全てを網羅する

業界の有名人も数多く参加した第6回マンホールナイトの模様

 
マンホールナイト

 

 2011年11月2日(イイフタの日)に初めて開催されたというマニアックなイベント。その趣旨は、「マンホールのフタを観察・鑑賞するのが好きな人たちが集まり、まじめに語り合う」というもの。その世界では著名なゲストの講演や、マニアックな研究発表、マンホール写真の展示など、マニアならではの深い世界が堪能できる。なお、次回の7回目の開催は今年の11月8日を予定している。詳しくはホームページまで。
主催:マンホールナイト実行委員会

 

 
「厳選! デザインマンホール大図鑑」

 


編 者:カラーマンホール研究会
出版社:グラフィック社 1,404円(税込)

 全国各地に点在するデザインマンホール。その中から意匠やデザイン別に553枚を厳選したガイドブック。鳥花魚から名所旧跡、特産品、ゆるキャラまで、ご当地を彩るデザインマンホールの数々に、マニアならずとも感動を覚える。マンホール製造の一部始終をレポートした工場見学や、マンホールファンによる座談会なども収録。

 
(2015年9月9日、編集部取材)
 

 

ページトップ

最新記事

最新記事一覧へ