サブカルチャー

急増中!"ユニークな工事看板"

 一般的に「工事看板」は、施工期間や注意書きを記した無機質なものがほとんどですが、近頃はイラストやキャラクターをあしらった一風変わったものも見られるようになりました。今回は、工事現場をより“親しみやすい場所”に変える、ユニークな看板を紹介します。

 


 現場で注意を促す名キャラクターたち

  ㈱つくし工房


前田建設が宣伝に一役買ったアニメ「 宇宙戦艦ヤマト2199 」。そのイラストを使い、安全標識販売メーカーの㈱つくし工房が制作しました。現場で働く人たちへの注意喚起や慰労が狙いで、何より意識しているのはアニメの世界観を崩さないこと。「このキャラならこんな台詞を言うのでは?」と想像して作られているそうです。


「ぐんまちゃん」で工事現場のイメージ改善

  ㈲高崎保安機材


群馬県が推奨しているマスコットキャラクター「ぐんまちゃん」をイラストに採用。県民から愛されているキャラクターを使うことで工事のイメージを少しでも改善したいという意図から制作され、通学途中の小学生が眺めている姿も珍しくないとか。ぐんまちゃんの周知にも一役買っています。


 通行人や現場を癒す"萌えキャラ"誕生

  ㈱甲斐組


建設業特有の"硬い"イメージを"柔らかい"ものに変えるアイデアとして生まれたのが、同社のマスコットガール「あすこ」です。"明日は晴れるように"と、建設業にとって馴染み深い「アスファルト」から命名された萌えキャラで、通行人からの反響は大きく、現場を癒してくれる存在になっています。


 着想のヒントは、脱「ヘルメットのおじさん」

  ユニトライク㈱


街中で馴染みのあるキャラクターとは何だと考えた時に、頭に浮かんだのが「工事看板のヘルメットを被ったおじさんだった」(同社)そうです。この払拭を目指して看板制作がスタート。意識しているのは現場イメージの改善で、各現場の特徴や地域性が伝わるように工夫されています。

 

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