木の国・石の国のインフラ 記事一覧
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[木の国・石の国のインフラ]
2014.03.25
Episode8 〜コンクリートの有無による世界の歴史の変化〜
SPQR技術士事務所 中川 良隆
前回は多民族と単一民族の国家を統治するための施設を説明した。今回は外敵侵入を考えたライフラインの紹介、木の国・石の国のまとめ、コンクリートの有無による世界史の変化を推測した。...続きを読む
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[木の国・石の国のインフラ]
2013.11.19
Episode7 〜多民族国家と単一民族国家のインフラの考え方の話〜
SPQR技術士事務所 中川 良隆
前回までに、火事が頻発した江戸を不燃化できなかったのは、幕閣の能力の問題、とのことを明らかにした。今回は多民族国家と単一民族国家のインフラの考え方について紹介する。 ...続きを読む
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[木の国・石の国のインフラ]
2013.10.28
Episode6 〜江戸時代の為政者の能力(鎖国と参勤交代からの視点)の話〜
SPQR技術士事務所 中川 良隆
前回は火災多発都市江戸を改造できなかったのは、日本人の技術の未熟が原因でないことを説明した。今回はその理由が、為政者の能力かどうかについて検討した。...続きを読む
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[木の国・石の国のインフラ]
2013.09.20
Episode5 〜 日本(戦国・江戸時代)人の能力と置かれた環境の話 〜
SPQR技術士事務所 中川 良隆
防火建築の推進も進まず、大火を繰り返した江戸。同じ過ちが、関東大震災における東京や、太平洋戦争の焼夷弾による各都市の大火災につながった。「火事と喧嘩は江戸の華」と開き直った江戸の人々や戦国時代の人々の技術力。そして日本人の置かれた環境を紹介する。...続きを読む
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[木の国・石の国のインフラ]
2013.08.22
Episode4 〜 大都市の火災と防火対策の話(ローマ・パリ・ロンドン等)〜
SPQR技術士事務所 中川 良隆
『ローマ皇帝伝』に初代皇帝アウグストウス(在位:紀元前27年-14年)は、「煉瓦の市街であった首都ローマを受けついで、大理石の市街を残した」と記している。そして彼は7つの大隊で、合計4,900人の消防隊を設けた。...続きを読む
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[木の国・石の国のインフラ]
2013.06.11
Episode3 〜 大都市の火災と防火対策の話(江戸の街)〜
SPQR技術士事務所 中川 良隆
火事が多いので江戸っ子は「火事と喧嘩は江戸の華」、「宵越しの金をもたない」と粋がっていた。その江戸の火事と防火対策は、どのようであったのだろうか。...続きを読む
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[木の国・石の国のインフラ]
2013.05.07
Episode2 〜 揚重機(クレーン等)と都市や国の防衛の話 〜
SPQR技術士事務所 中川 良隆
ローマ水道橋として有名なポン・デュ・ガールは、1世紀頃造られた、高さは約50m・延長500mの橋。最大6トン、2万個の石を積み上げている。石造構造物で大石を荷揚するには、クレーンが不可欠である。古代ローマや江戸でクレーンの使用状況は、どの様であったのだろうか。...続きを読む
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[木の国・石の国のインフラ]
2013.04.11
中川 良隆
1969年慶應義塾大学工学部機械工学科卒業。1971年大成建設に入社。
明石海峡大橋他数多くの工事に参画。
2003年東洋大学工学部環境建設学科教授。2012年SPQR技術士事務所。寺社仏閣そして神殿は、荘厳で恒久的でなければならない。地震で崩れたり火事で燃えたりしたら、人びとは、神様・仏様の祟りがあると思ってしまう。木の国、日本の代表的寺院建築は東大寺金堂。石の国、古代ローマの代表的神殿建築はパンテオンであろう。...続きを読む