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技能者確保に重点|第9次建設雇用改善計画

厚生労働省

 厚生労働省は、建設労働者雇用改善法に基づく2016~2020年度を計画期間とする「第9次建設雇用改善計画」を策定、告示した。「若者が展望をもって安心して活き活きと働ける魅力ある職場づくりの推進」をテーマに掲げる。施策の最重点事項として「若年者などの建設業への入職・定着促進による技能労働者の確保・育成」「魅力ある労働環境づくりに向けた基盤整備」「職業能力開発の促進、技能継承」の3項目を設定した。高齢化が進み、将来の担い手不足が懸念されることから、計画に盛り込んだ対策・施策を確実に実施する。
 労務関係諸経費の確保や適切な工期の設定などについて、公共工事だけでなく民間工事の発注者にも求めている。また、若年者の入職・定着に向けた望ましいキャリアパスの提示、土日連続全休制による現場閉所と4週8休制の導入なども盛り込んだ。
 また、9次計画の策定を受け、日本建設業連合会や全国建設業協会、建設産業専門団体連合会など建設関係104団体に対して、会員企業への計画の周知と今後の建設労働対策推進への協力を要請するとともに、都道府県労働局に建設企業や業界団体、関係行政機関と連携して対策を実施するよう通知した。さらに都道府県にも、労働局などと密接に連携して対策に取り組むことを求めた。

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