建設産業News

NEWS

行程調整会議に専門工事業も参加へ

国土交通省

 国土交通省は、直轄工事を対象に、建設現場の中核として重要な役割を担う専門工事業者の有する技術力の活用を図る。下期発注から、工程調整会議や3者会議への専門工事業者の参加を試行する。関係者間の情報共有や緊密な連携により、建設企業の"現場力"を引き出す。その一つとして、これまで以上に登録基幹技能者の積極的な活用にも取り組む。建設現場は、調査・設計を担う建設コンサルタント、施工を担うゼネコン、現場の中核として施工に携わる専門工事業者など建設企業と発注者との密接な協力体制によって成り立っている。これまで発注者と元請企業の監理技術者によって行われてきた工程調整会議に、専門工事業者(下請企業)の管理技術者を組み込むことで、より効率的で綿密な工程調整につなげるとともに、発注者として関係者の持つ技術力を束ね、企業の現場力を発揮できる環境を整えることで、施工品質の確保に結び付けたい考えだ。

ページトップ

最新記事

最新記事一覧へ