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公立学校木造施設17%/内装木質化、国産は6割

文部科学省

 文部科学省は、公立学校施設における木材利用状況の調査結果をまとめた。2015年度に新たに建築した校舎や屋内運動場など1076棟のうち、木造施設は186棟、17.3%で、前年度を3.8ポイント下回った。また、内装を木質化したRC造などの非木造施設は3.4ポイント増加し、53.3%、(574棟だった。2015年度に新築、増改築した施設のうち、70.6%の760棟の公立学校施設に木材が使用された。 改修を含め2015年度に木造、木質化した施設の木材使用量は7万2095m3。このうち国産材は67.6%の4万8729m3だった。木造施設では2万3608m3の木材が使用され、その83.3%、1万9657m3の国産材が使われた。しかし、木造施設に占める国産材の割合は、前年度を5.4ポイント下回った。内装木質化施設の木材使用量は4万8486m3で、うち国産材は60.0%の2万9072m3だった。
 文部科学省では学習環境の改善や地域経済活性化、地球環境保全などの観点から学校施設への木材利用を推進していく。

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