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青森県建設業の元気応援プロジェクト展示 in Winter 2013開催

【主催】社団法人青森県建設業協会、【共催】青森県
【後援】国土交通省東北地方整備局青森河川国道事務所、一般財団法人建設業振興基金、株式会社建通新聞社、株式会社日刊青森建設工業新聞社、株式会社建設新聞社青森支局、東奥日報社、デーリー東北新聞社、陸奥新報社、RAB青森放送、ATV青森テレビ、ABA青森朝日放送

 平成25年1月25日(金)〜27日(日)の3日間、青森市内のサンロード青森にて「青森県建設業の元気応援プロジェクト展示 in Winter 2013」が開催された。
 青森県建設業協会と青森県が連携した初の試みとなるこのイベントは、地域の雇用やインフラなどの維持事業を担う建設業の技術向上及び経営基盤の強化と、会社資本整備を通じての地域社会の発展を目的に、県内の建設企業等による新技術開発の成果発表や展示説明会が行われ、新分野事業の展示即売や試食コーナーも設けられた。企業にとって自社の取組を広くPRすることのできる貴重な場となった。

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青森県建設業協会 倉光 隆志 氏

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 最初は青森県の方から話があり、協会として委託契約での初めての試みとなりました。これまで協会としてもこういったイベントを行ったことがなかったので、まずは何からするべきか悩みましたね。

 今回は新技術を1日、新分野を2日で行いましたが、当初は新技術、新分野を同時にやろうと考えておりました。でも場所については同時に展示できるだけの広い場所を見つけるのも難しく、集客性も重要だったので地元ショッピングセンターに併設したこの場所を選べば人は必ず来ると考えました。また、新技術と新分野とでは対象となる人が少し違うと考え、新技術については平日の金曜日に公務として来てもらいやすい環境をつくろうと、そして新分野は多くの一般の方に見てもらえるよう土日に行うことにしたのです。

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 親子で楽しんでもらえるようペンシルバルーン教室やアンケート抽選会などのイベントも企画しました。

 フロア内には業界のイメージップになればと、震災復興での建設業の取組みについてパネル展示も行いました。

 

 

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 今回やってみて、始めて出展される企業の方もいましたので、企業さんへの説明するのも大変ではありました。また出展の可否がなかなか決まらなかったり、ブースの大きさなどを事前に説明してあっても、実際に展示をしてみたら狭く感じるなど問題も多くありました。

 こういったショッピングセンター内では、店舗に囲まれているという条件もあり、音響なども他店舗に迷惑がかからないよう配慮が必要で、とくに1.5mという高さ制限では展示するパネルの数も限られます。ただ、新技術に興味を持たれパンフレットを手にとる一般の方もいらっしゃったり、次回も出展したいという企業の声もありましたので、手応は感じております。

 もし県の方から話がなければ、こういったイベントはなかったかもしれません。いくつかの反省点は見えておりますが、出展者の意見を聞きながら今回のノウハウを次回に活かしていきたいと思います。

 

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青森県 県土整備部 監理課 小笠原 富美法 氏

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 当初は新技術展の出展だけを考えて、私たちから協会の方へは話を持ち込んだんですが、新技術展だけでは一般の方にウケないという意見もあり、同じく建設業が取り組む新分野も合わせて紹介しようということになったのです。

 場所については、ホテルのフロアや産業会館、物産館など3〜4箇所の候補を挙げ、重機も入れた屋外デモンストレーションや、有名人を呼んだイベントも考えたのですが、予算的にも厳しく今回は始めてということもあり、あまり派手な演出は避け、協会とお互いが出来ることを協力してしっかりと立ち上げようと考えたのです。

 新技術展に関しては発注者に見てもらいたいという希望もあり、金曜日か月曜日に普段のシゴトの中で、公務として来てもらった方が足を運んでもらい易いだろうと考え、施設内の会議室を借りて企業の講演会を企画しました。また一般の方には土日に買い物ついでに展示ブースを見てもらおうと、展示ブースはショッピングフロアに隣接させることで進めたのです。

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 お蔭様で来場者は多く、とくに講演会については満席だったんですよ。これは本当に嬉しかったです。出展した企業も、自社の技術をどこかで見せたいと思っています。こういったプレゼンをする機会がなかなか無かったのが現状です。東京や仙台へ行けば出展することは出来るんですが、やはり地元で見てもらうことが大事なことだと思います。ですが企業さんも自分たちだけでは声を上げることは難しいので、行政や協会が先導して行くべきなんだと思います。

 

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 次回に向けた反省点も多くあるんですよ。ブースの配置を直前になって変えたいという企業さんも出てきましたし、ギリギリまで出展の返答がいただけなくパンフレットを印刷できないという場面もございました。県と協会だけが考えるのではなくて、今回出展した方が次のメンバーということを前提として一緒に考えて広げていくイベントに出来ればと思います。

 技術展示だけだと一般の方にはなかなか伝わらない。新分野だけでも業界本来の趣旨ではないので、業界全体を伝えるための取組として、もっともっと見せられる工夫、日常で見て触れてもらえるような事を企画していきたいと思います。

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建設新技術等展示/上北建設株式会社 営業部 下川原 隆 氏

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 私どもは道路工事等の現場にいて通過する車両に対し振動と音を与え、注意喚起を促す「ピタリング」や、単管バリケードへ装着する事で視線誘導や注意喚起効果、バリケード追突車両に対する衝撃緩衝効果も発揮する「バリバン」の開発販売を行っております。

 建設新技術

  • ■ピタリング
    ピタリングは、通過する車両に対し「振動」と「音」を与え、注意喚起を促す工事保安用品です。現道工事現場でのセフティーゾーン確保に力を発揮します。 認定登録/レッツBUYあおもり、NETIS、技術マッチングデータベース
  • ■バリバン
    バリバンは、現道で使用している「単管バリケード」 へ装着する事で、視線誘導や注意喚起効果の他、バリケード追突車両に対する「衝撃緩衝効果」も発揮する工事保安用品です。 認定登録/レッツBUYあおもり、妓術マッチングデータベース

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 今まで県内でこういった展示会はなかったので、今回場所を与えられたということは励みになりました。定期的にできれば盛り上がっていくのではないかと思います。地元で同じように新分野に取り組む企業を見ているとお互いに刺激になりますよ。当社は実演の実績はありますが、慣れていないと実演するのは難しいと思いますね。プレゼンテーションの経験を積む良い機会にもなりますね。

 「こういったモノがあるんだ」と立ち寄ってもらえることも多ので、まずは見てもらわない事には広がりませんので、展示会は有効だと思います。一般の方で私どもの商品を「道路で見たことがある」「青森県の業者さんが作ってるんだね」と驚かれている方もいらっしゃいました。嬉しいですよね。道路に敷いていますので、なかなか自慢して歩く商品でもございませんので、自分たちが作っていることを知ってもらえることは本当に嬉しいです。
 今回は1回目で県や協会さんの方も苦労されたと思いますが、意見を出させてもらって年々良くなればと思います。次回は商品を増やして、このスペースに収まりきらないくらい並べてみたいですね。

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新分野商品展示即売会/株式会社尾野建設 代表取締役 尾野 勝氏

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 私たちは10年ほど前からラズベリーを生産し、県内の工場でシャーベット、ジャム、キャンディー、お酒などの製造を委託して販売しています。国内のラズベリーはその9割を輸入に頼っているんです。国産のラズベリーを扱えることでの稀少性を狙っております。
ラズベリーはポリフェノールが豊富に含まれており、脂肪燃焼効果も高いので美容にいい食品として注目されています。美白効果もあるとも言われています。

 新分野商品

  • ●ラズべリー酒(キング、クイーン) 各1,800円
    青森県産(米・ラズベリーりんごの糖分) を使用して製造しています。日本酒を好んで飲む人用にはラズベリーキングを作りました。日本酒を好んで飲まない人用にはラズベリークイーンを作りました。
  • ●まるごとラズベリージャム(種有り) 800円
    ルビー色と甘酸っぱさ、見た目もかわいらしく女性好みの魅力満点のフルーツを、農薬を使わないで栽培しています。その新鮮なラズベリーをまるごとジャムにした種有りジャムです。ヨーグルトやバニラアイスなどにかけて食べると美味しいです。
  • ●ラズベリーあめ玉 200円
    ルビー色と甘酸っぱさ、見た目もかわいらしく女性好みの魅力満点のラズベリーをあめ玉にしました。

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 甘くて美味しいでしょ!採れたてをすぐにフリーズするので、輸入のお酒やジャムに比べて奇麗で鮮やかな赤色なんです。今回酒類を扱うための許可を取りましたので、これから他のお店にもお酒を置いてもらえるようになるんです。
 先日、青森商工会でも商談会があったんですよ。そこでも「美味しい!」って言ってもらえたんです。値段もそんなに安くはないので、試してもらえないことには広がらないんですよ。

 今は商品の多くをつがる市近郊のお店で販売していますが、今後は県内に限らず都内でも置いてもらえるところがあったら嬉しいですね。とくに、お肉を扱っているレストランには、ぜひ置いてほしいです。イベント等で広げてくしかないので、こういった機会は本当に有り難いですよ!

 

青森県建設業協会 佐藤 幸道 氏

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 新分野事業に関しては、原料の生産を企業が行い、地元の業者さんが製品の製造を受けている商品もございます。つまり「純青森産品」が生まれるのです。しかし、まだまだ値段も高く、数が売れて商業ベースに乗ってくれば、もう少し変わってくると思います。今後はデパート等にも販路を広げてあげたいと思います。

 今回はひとつの機会ではありましたが、私どもとしては県と協力しながら3年位は続けさせてもらえればと思います。しかし、いつまでも県に頼っている訳にはいきません。助成金があるからイベントをやるのでではなく、企業さんにもノウハウを身につけてもらい、独自で進出してもらいたいと思っております。

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 青森県から発信ということで、こういった活動に刺激を受けた他の県の方にも理解いただき仕掛けていただきたいです。

 

<お問い合わせ>
社団法人 青森県建設業協会
〒030-0803 青森県青森市安方2丁目9-13
TEL:017-722-7611 FAX:017-722-7617

 

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