広報

建設産業を見て、体験して、知ってもらおう! 「子ども霞が関見学デー」を開催

建設産業戦略的広報推進協議会
事務局:(一財)建設業振興基金

未来をつくる君たちへ 8月6日、7日の2日間、東京・霞ヶ関の国土交通省にて広報イベント「子ども霞が関見学デー」が開催されました。
 このイベントは、子どもたちを対象とした親子参加型の業務説明や職場見学などを行うことにより、子どもたちが夏休みに広く社会を知る体験活動の機会とするとともに、行政の仕事について理解を深めてもらうことを目的に各省庁で実施しています。

建設機械の操作・試乗体験

 当基金が事務局を務める建設産業戦略的広報推進協議会(以下「広報推進協議会」)では、子ども(小中学生)とその保護者に、建設業の魅力を体感してもらうために、建設企業や各建設業団体の協力のもと、建設機械の操作・試乗体験や職人技の実演、体験などの各種イベントを実施しました。

 屋外の駐車スペースでは、(一社)全国建設業協会、(一社)東京建設業協会、西松建設(株)の協力のもと、国内にも数台しかないという『双腕式ショベル(ASTACO)の試乗体験』やオペレーターによるダイナミックな操作の披露、『ミニパワーショベルの操作体験』を実施しました。普段、中々見ることができないということもあり、建設機械の前で記念撮影を行う様子も多く見られました。
オペレーターの補助のもと、ミニパワーショベルを自ら操作してカラーボールをすくい 建設機械が実際の災害復旧活動の現場で活躍していることを初めて知った子どもたちも多く、建設業が災害復旧・復興に大きく携わっていることを、学んでもらう貴重な機会になったようです。オペレーターの補助のもと、ミニパワーショベルを自ら操作してカラーボールをすくい、機械の機能を体感する体験に参加した子どもたちからは、「かっこよかった」「緊張したけど動かせて楽しかった」「もっと運転したい」など、目を輝かせながらの声が聞かれました。
 

建設業が災害復旧・復興に大きく携わっている/双腕式ショベル
塗り壁体験 ミニミニ庭園づくり 模型を用いて、崖崩れの防止に役立つアンカー工事の仕組みを子どもたちに解説

 また、専門工事業団体の協力のもと行われたイベントでは、子どもたちがプロの職人さんと一緒にものづくりを体験しました。
(一社)日本左官業組合連合会、東京都左官組合連合会のブースでは、左官の仕事を体験するコーナーを設け、子どもたちにこての使い方が伝授されました。こてを用いて絵を描く『こて絵体験』や、本物の漆喰を使用した『塗り壁体験』など、親子が一緒に楽しんでいる様子が見られました。こてで美しく壁を仕上げる女性職人さんの姿に、「私も左官職人になりたい」という声も上がり、左官の仕事を知ってもらえる機会になったようです。
専門工事業の仕事を紹介するパネル展示 (一社)日本造園組合連合会のブースでは、庭師と一緒に石や草花をミニポットに植える『ミニミニ庭園づくり』の体験コーナーや、縄結びの技を学ぶ『関守石文鎮づくり』のコーナーなど、幅広く造園に興味を持ってもらえるイベントを設け、「家でもお母さんとやってみたい」といった子どもたちの声が聞かれました。
 (一社)日本アンカー協会のブースでは、講師に藤井基礎設計事務所の藤井俊逸氏を招き、模型を用いて、崖崩れの防止に役立つアンカー工事の仕組みを子どもたちに解説しました。
 この他、全国基礎工業協同組合連合会及び(一社)日本塗装工業会の協力のもと、専門工事業の仕事を紹介するパネル展示も実施しました。

スタンプラリー 各会場には、専門工事業団体のキャラクターやマーク、双腕式ショベルのイラスト、『建設現場へGO!』のロゴマークを使用した5種類のスタンプを設置し、スタンプラリーを実施しました。多くの子どもたちが参加し、5種類すべてのスタンプを集めた子どもたちには記念品をプレゼントしました(記念品は、(一社)日本建設業連合会、(一社)全国建設業協会、(一社)東京建設業協会、東日本建設業保証(株)、勤労者退職金共済機構建設業退職金共済事業本部など、広報推進協議会の委員団体等から寄贈されたもの)。

 広報推進協議会として初の参加でしたが、建設産業が一致団結したイベントとなり、大盛況のうちに終了しました。こうしたイベントを通じ、未来を担う若者に建設産業の魅力を伝えていくことができるよう、今後とも広く活動していきます。


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