事業所名:(株)尾野建設【青森県つがる市】
事業分野:農業
国内のラズベリーは9割を輸入に頼っている。ポリフェノールが豊富で脂肪燃焼効果も高く、美白効果も期待できる美容食品として注目されている。国産ラズベリーを扱うことでの稀少性を狙い、10年程前から栽培を始める。収穫したラズベリーは、すぐに冷凍保管し県内工場でシャーベット、ジャム、キャンディーなどに加工し販売。輸入の加工食品に比べ鮮度が高く、美しい赤色なのが特徴である。酒類も取り扱いも始め、日本酒層向けのラズベリーキング。洋酒層にはラズベリークイーンを製造。肉料理を扱う飲食店に売込む狙いだ。今後は都内へ向け販売網の拡大を図る。
事業名:地域循環農業研究会【徳島県】
事業分野:農業
応募事業名:地域循環農業研究会
連携体団体:(株)伊庭建設 構成員名:(有)上田組
環境問題が重視される中、徳島県産材の間伐材を使った地域循環型の野菜栽培に挑戦。木質チップの製造工程から出るバーク(樹皮)は水耕栽培の苗床に、おが粉は木質ペレットとしてビニールハウスの燃料に活用。高品質のミニトマトの栽培に成功した。化石燃料に負けることのない加温施設も実証され、建設業に代わる新分野として地産地消を目指す。
今後は作付面積を3倍、5年後には10倍に広げ、雇用継続にも取り組み地域活性化を図るという。販路開拓を進め、首都圏へ展開することによって自社ブランドを全国に広める考えだ。
株式会社伊庭建設
http://www.ibakensetsu.com/pc/
事業名:(株)鹿内組【青森県青森市】
事業分野:農業/観光/夢の森・八甲田ブルーベリー観光農園の維持管理
細越の150haの山林を『夢の森』と称し、昭和49年から自然公園として整備してきた。夢の森ではマタタビ、サルナシが自生・栽培しており、これを粉末にしたマタタビ、サルナシをキャンディーに配合した無添加商品を製造する。
また、観光農園を運営し農園で採れた果実からブルーベリージャムやアイスも委託製造し、市内のみならずインターネットで販路を広げる。自然公園での花見や山菜、木の実取り、ホタル鑑賞の他、観光農園での果実の摘みとりなど、 自然環境を活かした取り組みで地域住民や観光客に向けた観光事業も展開する。
株式会社鹿内組
http://www.shikanai.jp/
事業名:ながさきオリーブ振興会設立準備委員会【長崎県】
事業分野:農業/観光
応募事業名:長崎県産オリーブを活用した機能性商品及び養殖魚の飼料等開発
連携体団体:(株)堀内組 構成員名:(株)高原建設
長崎県では耕作放棄地が多く、これを利用した県産オリーブを定植に挑戦。オリーブは市場ニーズが高く、ビジネスとして期待できるが、栽培には排水良好で保水性と保肥力のある農地に土壌改良する必要があった。そのため土壌改良を含めたほ場整備を行い植樹地として再生。今後の建設技術と資源(人・設備)の活用先として期待されている。栽培したオリーブは、加工、販売までの流れを確立させ、県ブランド品としての事業運営を目指す一方で、成分分析、医学的効能の研究による機能性商品や、搾り粕を活用した養殖魚用飼料等の開発及び販売も進める意向である。
株式会社堀内組
http://horiuchi-g.co.jp/
事業名:6次産業創出連携帯【山形県】
事業分野:農業/その他
応募事業名:地域の活性化事業
連携体団体:山和建設(株) 構成員名:遠藤建設(株)、農事組合法人白い森のめぐみ
総面積の94%が山林という自然豊かな山形県小国町。地元経済の活性化を図るため、この環境を活かし住民が誇りを持てるような地域資源を有効活用した新商品の開発に取り組んだ。
独自に市場分析とニーズの調査を行い、落花生の試行栽培とその商品化をするに至った。試食品によるアンケートも実施し、これまでにゆで落花生や2次加工品10品種の商品開発と販売を行った。春には生鮮山菜・2次加工品のテント販売も行い地域活性化に貢献。今後は工場・直売所新設や、加工ラインの人材育成に力を入れながらキノコや山菜などの商品化も進めていく。
山和建設株式会社
http://yamawa-kensetsu.com/
事業名:「京都発無添加豚の養豚実証事業」連携体【京都府】
事業分野:技術ノウハウの販売/農業
応募事業名:伐採竹を活用した、「京都発・無添加豚」の養豚事業の試行的実施および普及事業
連携体団体:(株)玉井道路 構成員名:(有)TKコーポレーション、(株)星山建設
荒廃竹林の整備や有効活用が課題となる中、建設廃材の再利用技術を荒廃竹林のリサイクルに活かす取り組みが始まった。粉砕した竹は乳酸発酵させ竹粉として養豚舎の寝床に、また地元の食品残さも麹菌で発行処理し、餌として再利用した。小屋の抗菌消臭及び豚の免疫力を促す効果もあった。実際に子豚を仕入れ飼育したところ順調に成長。食品残さも50%餌として利用でき、飼料を攪拌させる事での再利用も成功した。
地元京都の健康豚としてブランド化を進め販路も確立。リサイクルから養豚まで一連の流れは実証され、将来的には養豚システムとして普及を進める計画だ。
株式会社玉井道路
http://www.tamai-g.co.jp/pc/