人材確保・育成

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小倉比呂さん


とび 入職7年目
1990年3月、青森県出身
㈱鈴木組(東京都文京区)

 軽業師的な身のこなしから"現場の華"と称されることも多い「鉄骨とび・足場とび」。そのとび職として入職7年目を迎えたのが、㈱鈴木組の小倉比呂さん(25歳)だ。
 鈴木組は企業内職業訓練校(鈴木職業訓練校)を持ち、新入社員は1年間、とびに必要な知識や技術を徹底的に学ぶ。小倉さんは当初、とびがどんな仕事なのか、ほとんど知らずに飛び込んだそうだ。「とびの世界には、独特のルールや常識、言い回しなどがあります。学校で学んだお陰で、初めての現場でも慌てずに作業ができました。新人には頼りになるシステムだと思います」(小倉さん)。
 ただし、仕事中イージーミスをするとベテランの職人さんから「やめちまえ!」と怒鳴られることも。それも「私に対する叱咤激励。口は悪いけど、本当は、みんな根はやさしい人ばかり」と語る。そんな小倉さんが日々の糧にしているのが、職長のキャリアパス。「早く職長になってみんなに恩返しをしたいですね」。キャリアアップの道筋を明瞭にすることが鈴木組のやり方であり、若手のモチベーションをアップさせる秘訣なのである。

 

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