人材確保・育成

Hope | 適材適所で力を発揮すれば女性だって活躍できる

 

大崎友里さん


重機オペレーター 入職12年目
1984年5月生、宮城県出身
水谷建設㈱(東京都千代田区)

 全国各地の土木工事の現場で重機オペレーターとして活躍する大崎友里さん(31歳)は、普通高校で工事現場さえも知らなかった。この仕事に興味を持ったのは高校生の時、テレビで重機の仕事を観て「面白そうだった」。部活動の顧問の紹介で水谷建設㈱へ就職した。
 「新人の頃はミスも多く、先輩に怒られることも多々ありました。辞めたいと思ったことも。結婚、出産、育児と将来の不安もあるけれど、仕事は続けたい。一般の人が乗れないような大きな機械を運転し、思い通りに操作できると仕事が面白くなります。難しいことを考えずに、運転が好きな人はこの世界に飛び込んできてほしい」と語る。
 現在は、神奈川県の現場で不整地運搬車を運転し、山を切り崩して住宅地を造成している。まだ女性が少ない建設現場だが、宿舎は男女別、女性専用の入浴施設もある。適材適所で効率的に能力を発揮できるよう、力仕事は男性が担当する。恵まれた職場環境から、男女を意識することや女性ゆえの苦労は無いという。
 建設業に興味を持つ若者は決して少なくはないだろう。彼らが"やりがい"と"定着"を見いだせるよう、身を置きたいと思える職場づくりを進めなければならない。
 

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