人材確保・育成

Hope | 祖父や伯父に憧れてこの道へ 現場で見えた大切なこと

 

志賀 大祐さん


現場監督 入職3年目
1991年1月生、茨城県出身
菅原建設㈱(茨城県水戸市)

 現場監督の祖父と伯父を持ち、自宅には重機があったという志賀大祐さん。身近な職業であり、少年時代から「かっこいい、男らしい」と感じていたという。高校は建築全般を学べる工業高校に進み、さらに卒業後、設計の専門学校で学んだ。
 現在、入職3年目。上司に付いて図面や工程表をもとに複数の専門業者の手配、指示、毎日の進行や天候・安全確認など、現場監督の仕事を文字通り現場で学んでいる。また対象もアパート、ビル、病院と多岐にわたるので、全ての経験がキャリアになっていく。そこで日々痛感するのは、「責任感」と「確認」の大切さだという。「『もっと責任感を持て』と、昔上司に一喝された」と志賀さん。どちらが欠けても事故やミスを招きかねないことを、身を持って学んでいるというのだ。
 いまは、近い将来現場の長を任されるべく、一級建築施工管理技士および一級建築士を目指して試験勉強中。また、今年は待望の第一子が誕生予定で、私生活でも責任を感じる年になりそうだという。
 若者に足りないと言われる「責任感」を早くに自覚し、持てるのも、親方の背を見て育つ建設業界ならではと言えるのではないだろうか。
 

(2016年1月15日、取材)


 

ページトップ

最新記事

最新記事一覧へ