人材確保・育成

Hope | ものづくりの仕事で人の役に立ちたい だから、建設業を選んだ

 

吉田 大志さん


土木技術者 入職2年目
1992年11月生、千葉県出身
西松建設㈱ (東京都港区)

 「施工管理を志望したのは、ものが造られる過程を自分の目で見たかったから。橋やトンネルといった、誰もが使う建造物を造ることで人の役に立ちたかった」
 そう話すのは、西松建設㈱の吉田大志さん(23歳)。ものづくりの現場で働くことが長年の夢だった。
 昨年、大学の土木工学科を卒業し、初めて携わったのは地下40mの古くなった水道管を新しく敷設する工事。全長1.5kmのトンネルをシールドマシンで掘り進めて、1日わずか15m。9カ月に及ぶ大規模だが地道な工事だった。
 「新入社員研修では会社の先輩が講師を務め、経験談をたくさん聞かせてもらえた。だから、現場に入る不安はなかった。何より"今自分たちが何を望まれているのか"が分かった」
 今は、工事写真の撮影や測量などを担当する。「見えない部分の工事だから、まだ人の役に立っているという実感はない。でも、安全な水道水を運ぶための仕事だと思うと見ているだけでうれしい」。
 

(2015年12月15日、荒川横断シールド工事の現場にて取材)

 

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