2016.06.10
Hope | 昔憧れた建設業の世界へ 三十代から始める新たな挑戦
ある日、テレビから流れた東日本大震災の復興事業の様子を見ていた和田さんは、心の中に何かこみ上げるものを感じていた。そこで活躍する数々の建設機械。「昔、こんなのを動かす仕事に憧れたなあ」とぽつり。
そんな夫のつぶやく言葉に傍らで聞いていた妻が反応した。「そんなに好きなら資格取ってみたら?」。そして重機の資格が無料で取得でき、様々な技能を学べる建設労働者緊急育成支援事業のことを調べてくれた。
建設産業専門団体近畿地区連合会が三田建設技能研修センター(兵庫県三田市)を利用して開催した訓練は、就職支援もセットで行う。厚生労働省の事業であり、安心感もあった。和田さんはそこで、玉掛け、クレーン、高所作業車、土木施工、建築施工と幅広く建設技能を学ぶことになる。
今、年明けに就職した㈱名和組(大阪市中央区)で働いている。まだ、先輩の職人をサポートする立場で気苦労も多いが、「鳶」になることを目指して、必要な資格取得にもチャレンジしていきたいという。そのためには、一にも二にも経験を積んでいくしかない。
憧れていた職業に就くきっかけを与えてくれた妻と二人の子どもたちのおかげで、新しい人生設計を描けるようになった。
-
[FOCUS]
2017.03.13
自分の強みを活かしてリーダーシップを発揮する|建設業女性リーダー育成プログラム
国土交通省 × テンプスタッフキャリアコンサルティング株式会社
建設業しんこう9月号特集にて「女性の活躍で建設業が変わる!もっと女性が活躍できる建設業を目指して」と題し、女性活躍を推進するさまざまな取組みの一部を紹介しました。...続きを読む
-
[巻頭特集]
2017.03.10
建設業の担い手不足にどう向き合うか ~担い手の確保や女性活躍等の更なる促進に向けて~
戸田建設株式会社 代表取締役社長(一般財団法人 戸田みらい基金 理事長)今井 雅則 氏
一般財団法人 建設業振興基金 理事長 内田 俊一本日は、建設業の人材確保・育成について、さまざまな意見交換をさせていただきたいと思います。まずは、昨年10月に設立された「一般財団法人戸田みらい基金」(以下「みらい基金」)について、...続きを読む
-
[Hope]
2017.03.10
Professional | 「手に職」は強み。さらに信頼とコミュ力で仕事は広がる。
「手に職をつけることは大きな強み」と語る桶川雄貴さんは、光洋重機建設㈱に入社して14年。父の背中を追って入社したが、最初は叱られて挫折感を味わうことも。ただ、ひたすらに仕事を覚えていくうちに、...続きを読む
-
[FOCUS]
2017.02.15
約200人が集い竣工式 富士教育訓練センター共用棟・宿泊棟建替工事が完成
職業訓練法人全国建設産業教育訓練協会 富士教育訓練センター
1月12日、職業訓練法人全国建設産業教育訓練協会(才賀清二郎会長)は、協会が運営する富士教育訓練センター(静岡県富士宮市。以下センターと略)の「共用棟・宿泊棟建替工事」が無事完了したことから、...続きを読む
-
[Hope]
2017.02.10
Hope | 遠回りして辿り着いたのは「チャンスと安心感」のある会社
この業界に入ったきっかけは、同社に勤める父親の勧めだったと話す梁瀬さん(28歳)。高校卒業後に様々な仕事を経験するも、なかなか安定した職を見つけられずに苦しかった時、...続きを読む