人材確保・育成

Hope |「働くお母さんがカッコイイ」いつか子供に言われたい

 

水島 千瑛さん


大規模改修技術支援アドバイザー
入職3年目 大阪府出身
㈱竹延 (大阪市都島区)

 高校では美術に憧れ、大学は担任の薦めで建築学科を専攻したという水島さん。建設業の仕事について「工期内に丁寧で、そして安全にお客様へ満足を提供する。お客様と職人の間に立って作業を進める管理の仕事が、私の感性にハマった」のだという。大学を卒業後は、電気設備会社に就職し晴れて現場管理に携わるが、結婚、出産を機に退職することとなる。
 それでも「この仕事を生涯続けたい。きつく困難な現場でも、完成した時の達成感、満足感は計り知れません。苦労も失敗もかけがえのない経験値になる。だからこそ、この仕事に誇りを持って突き進んでいるのだと思う」。そんな強い思いから2年後に㈱竹延へ再就職することとなった。きっかけは同社から育児と仕事の両立ができるよう、子育てに配慮した勤務体系や勤務時間が提示され、また「子供がある程度手を離れた時にフルで働いてほしい」という条件に心から感動したからだ。
 現在、マンションの改修工事の現場で施工管理を担当する水島さん。自身の目標について「私が一所懸命に頑張る姿を見せることで、子供に生きる上で大切な事を教えたい、そしていつか働くお母さんがかっこよくて好きだと言ってもらいたい」。
 建設業で働く女性たちは、男性には無い特色を生かし活躍している。彼女たちが安心して働ける職場環境をつくることが、活躍のフィールドを広げ、これからの建設産業の活力となる。
 

(写真家 藤本直也撮影)

 

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