人材確保・育成

「子ども霞が関見学デー」開催|重機の試乗やものづくり体験で建設産業を身近に!

建設産業戦略的広報推進協議会

 7月27日・28日の2日間、東京・霞が関の国土交通省など各省庁において「子ども霞が関見学デー」が開催されました。この企画は、省内の仕事や関係する産業について学んでもらおうと、各省庁で毎年開催しているイベントであり、親子のふれあいを深めながら、広く社会を知ることができる体験活動の機会として提供されています。
 国土交通省でも、さまざまな展示、体験イベントを行っています。その一環として、建設業界の情報発信を行う建設産業戦略的広報推進協議会では、建設機械の試乗体験や職人の指導によるものづくり体験、展示などのプログラムを実施しました。
 今年度、国土交通省に来場した子供たちと保護者をあわせて3,558人。一人でも多くの子供たちに興味を持ってもらえるよう、建設産業が一丸となって取り組んだイベントは、今年も大盛況の2日間となりました。


 
 
 体験 1
 職人さんになってみよう!

 
 
後藤ひかりさん(小学2年生)

 国土交通省10階では左官・造園・アンカーの各職人による実演、体験が行われました。子供たちは自分の手と目で確かめながら、職人の技や現場で使われている工法について学びました。

 
田村藍さん(小学1年生)
田村衣麻さん(小学2年生)
 

光る泥団子づくり体験・塗り壁体験

 
 
日本左官業組合連合会東京都左官組合連合会

 "こて"と左官材を使った「塗り壁」や表面をきれいに磨く「光る泥団子づくり」は子供たちに大人気。「左官」という言葉には馴染みがなくても、その仕事の面白さは十分伝わっているようです。

 左官職人 田原亜沙子さん
 

 「職人一人一人の個性が出るのが左官の面白いところ。人によってできあがる模様が違い、同じものは一つもないんです。左官はこんなに楽しいんだと、子供たちにも伝えたいと思っています。今日は、子供たちはみんな楽しそうに取り組んでくれています。特に塗り壁は子供でも個性が出るので、見ているのも面白いです」
 

 
光る泥団子づくり体験
塗り壁体験
スタンプラリー
 
宮澤文輔くん(小学6年生)
 

ミニミニ庭園づくり体験・関守石文鎮づくり体験

 
 
日本造園組合連合会

 「ミニミニ庭園づくり」では、植物や石を配置して、子供たちが思い思いの庭をつくりました。石に独特の結び方で紐を掛ける「関守石文鎮づくり」は職人のアドバイスを受け、苦労しながら完成。納得の出来栄えに思わず笑顔。

 造園職人 秋山佳弘さん
 

 「建設業の中でも、造園はお客さまと一緒に作っていくという感覚が大きい仕事です。また、植物は育ちますから、作ったら終わりではなく、時間の経過とともに変わっていく。完成形がなく、奥が深いんです。やりがいがありますよ。造園を知らない子供たちにも、ぜひ興味を持ってもらいたいと思っています」
 

 
髙島熙くん(小学2年生)
髙島晶彦さん(お父さん)
 

よく分かる!アンカー工法の仕組み!

 
 
日本アンカー協会

 土砂崩れの原因や表面からは見えないアンカー工法の仕組みについて、職人が模型を使って分かりやすく説明しました。また、アンカー工事の現場に行った気分で記念撮影できるコーナーも。

 アンカー職人 藤井俊逸さん
 

 「『高速道路を車で走っていると山の斜面に十字の板が見えるのを知ってる?』と尋ねると、たくさんの子供が知っていると答えてくれます。それがアンカー。表からは見えないけれど、どんな構造になっており、どんな役割を果たしているか。興味を持ってくれるきっかけになればうれしいですね」
 

 
ミニミニ庭園づくり体験
関守石文鎮づくり体験
アンカー工法の仕組みを説明
 
 体験 2
 乗ってみよう!「はたらくくるま!」

 
 
日髙さん親子

 国土交通省正面玄関脇の屋外スペースで行われたのは、建設機械の試乗・操作が体験できる「乗ってみよう! はたらくくるま!」。建設現場で見たあこがれの機械を体験してみたいと、整理券を握りしめた子供たちが続々と訪れました。
 

 

ミニパワーショベル・高所作業車

 
 
全国建設業協会東京建設業協会大成建設

 ミニパワーショベルでは、指導員と一緒にレバーを操作してカラーボールすくいに挑戦。自分の手でショベルを動かす表情は真剣そのもの。上手にできると会場から拍手が起こります。
 高所作業車にも大勢の子供たちが乗り込み、最高12mにもなる高さに歓声をあげました。

 
下舘真実さん(小学5年生)、下舘拓人くん(小学3年生)、下舘亜希子さん(お母さん)

ページトップ

最新記事

最新記事一覧へ