歴史資料

温故知新 技術者が結んだ希望の道|東名高速道路

写真提供:読売新聞社

昭和四十四年(一九六九年)五月二十六日、東京ICから小牧ICまでの三四六・八キロを結ぶ東名高速道路が全面開通した。これにより東京~西宮間の五三六キロを結ぶ大動脈が完成。日本はハイウェイ時代に突入した。

東名高速道路

 東名高速道路建設に関わった作業員は延べ二一七〇万人。工事にはおよそ四年を要し、総工費は三四二五億円とも言われる。施工方法も人力や小規模機械によるものから、大型機械を導入した施工に移り変わり、効率化・高度化が図られた。技術者の情熱と努力、海外技術の導入により、日本の高速道路建設の技術はめざましく進歩したのだ。

 今年四月、新東名高速道路の御殿場JCT〜三ケ日JCT間、一六二キロが先行開通した。渋滞緩和や物流・観光の活性化、災害発生時の代替ルートとして大きな役割を期待されている。

法定路線名/第一東海自動車道 起点・終点/東京都世田谷区(東京IC)・愛知県小牧市(小牧IC) 総距離/346.8km 竣工/1969年5月 管理・運営太/中日本高速道路(NEXCO中日本)
構造/SRC造10階建
竣工/1929年(昭和4年)

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