歴史資料

人が住み、人が集うまち|高松丸亀町商店街

 

鉄筋のアーケード

 

 四国を代表する商業集積地である香川県高松市。「丸亀町商店街」は瀬戸内海に開かれた四国の玄関口として、四○○年以上の歴史を持つ。それまで国鉄の宇高連絡船が流通の中心を担ってきたが、昭和六十三(一九八八)年に瀬戸大橋が開通すると、交通インフラの整備により、市内には大型量販店が次々と進出。商店街から客足は遠のいていった。これに拍車をかけるかの様に、少子高齢化によって商店街から若者は姿を消していった。
 そんな危機的な状況の中、かつての賑わいを取り戻すべく、商店街の住民が立ち上がり「人が住み、人が集うまち」を目指した『まちなか再生計画』が進められた。十六年の歳月をかけて進められた事業は、高松市の協力の下に管理運営会社を設立し、すべての地権者から土地を借り上げ、商店街全体を新たにマネージメントするという前代未聞の事業となった。
 現在、全長四七〇メートルの通りには高級ブランドが軒を連ねる。約二○○にも及ぶ店舗が立ち並び、休日には一日約三万人が訪れる。まちなか再生のシンボルとして新設されたガラスドーム。商店街を希望の光が照らし続ける。  




 昭和40年代の丸亀町。当時は最新だった鉄筋のアーケード

 

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