お役立ち・支援

北海道内で新事業展開に取り組む建設企業が一堂に参集「建設業新事業展開フォーラム 2012 in 札幌」開催

(一財)建設業振興基金 構造改善センター

建設業新事業展開の
事業報告会と展示会のイベント

1205_11_column_1.jpg 国土交通省北海道開発局と当基金の共催による「建設業新事業展開フォーラム2012 in札幌」が、3月29日から31日までの3日間、札幌駅前通地下歩行空間北3条交差点広場において開催された。建設企業の新たな事業分野への展開については、これまでにもさまざまな支援施策を実施してきたが、障壁も多く、新事業展開の道程は決して容易なものとはいえなかった。そのために課題解決のための情報共有、企業間連携の促進、知名度アップなどが緊急の課題とされてきた。そこで今回のイベントでは、新事業展開に取り組む道内建設企業の方々に参加をいただき、事業報告会と展示会を行った。

プレゼンテーションや
意見交換などで盛り上がる

1205_11_column_3.jpg

 3日間にわたるイベントに参加したのは、フロンティア事業に選定された8連携体をはじめ、アドバイザリー事業出口支援企業5社、行政機関、金融機関、建設企業など。8連携体と出口支援企業5社によるプレゼンテーションでは、各企業の取り組みが対外的に幅広く紹介された。また、建設業経営戦略アドバイザー(北海道エリア統括マネージャー)平野陽子氏の特別講演、パネリスト3氏のトークセッション、新事業展開に取り組む建設企業による情報交換・意見交換を展開。さらに当基金の技術マッチングデータベースに北海道初の登録企業の参加もあり、無料の個別経営相談会なども企画された。
 特別企画として、食品関係事業商品試食会も同時開催された。料理研究家の岩城道子さんが、新事業展開で食品関係に取り組んでいる建設企業8社が生産する食材を活用・コラボレーションしたオリジナルレシピ9品を考案し、交流会(会費制立食懇談会)に料理として提供。味にうるさい出席者の方々が舌鼓を打っていた。
 なお、展示ブースでは、フロンティア事業実施連携体及びアドバイザリー事業出口支援企業をはじめ、行政機関、金融機関、建設企業などが参加。通行人の皆さんも足を止め、興味深そうに見学していた。

1205_11_column_2.jpg

詳しい調査結果については「国土交通省関東地方整備局」ポータルサイトでご覧戴けます。
www.hkd.mlit.go.jp/kyokutyou/h24/0307/04.pdf

ページトップ

最新記事

  • 経営に活かす管理会計 第10回|管理会計の利用と人材育成の方法を変える

    経営に活かす管理会計 第10回|管理会計の利用と人材育成の方法を変える

    中小企業診断士・社会保険労務士 手島伸夫

    競争の時代には、戦略的に№1になることが重要になります。市場では、価格と品質が良い1社しか受注できないからです。したがって、自社の「強いところ」をさらに強くして№1になるように経営資源を重点的に投下する「選択と集中」が重要になります。...続きを読む

  • 経営に活かす管理会計 第9回|建設企業の資金管理

    経営に活かす管理会計 第9回|建設企業の資金管理

    四国大学経営情報学部教授/㈱みどり合同経営取締役 藤井一郎

    資金管理とは具体的にどのような活動なのでしょうか。『ファイナンス戦略』などと言われる資金調達手法の検討、投資効果の話を聞く機会が多いかもしれません。もちろん、それも正しい考え方の一つですが、...続きを読む

  • 金融支援事業の利用事例

    金融支援事業の利用事例

    金融支援事業のメニューである「下請セーフティネット債務保証事業」「地域建設業経営強化融資制度」などは、それぞれに利用メリット等の特徴があります。本頁では、制度をご利用いただいている企業および団体に制度利用の背景などについてお話を伺いました。...続きを読む

  • 金融支援事業

    金融支援事業

    国土交通省 土地・建設産業局 建設市場整備課 建設市場整備推進官 後藤 史一氏
    聞き手:建設業しんこう編集部

    建設業振興基金は、昭和50年、中小建設業者の金融の円滑化や、経営の近代化、合理化を推進し、建設産業の振興を図る組織として設立され金融支援事業の一つである債務保証事業はこの時スタートしました。...続きを読む

  • 経営に活かす管理会計 第8回|マネジメント・コントロール ―部門業績と組織業績の斉合性―

    経営に活かす管理会計 第8回|マネジメント・コントロール ―部門業績と組織業績の斉合性―

    慶應義塾大学商学部教授 横田絵理

    大規模な組織になり、その中の組織単位(部門)に大きな権限委譲がなされればなされるほど、組織全体の目標と組織内組織の目標を同じ方向にすることが難しくなります。...続きを読む

最新記事一覧へ