企業経営改善

第17回建設業経営者研修のご案内

第17回建設業経営者研修のご案内

(一財)建設業振興基金 構造改善センター

建設投資、とりわけ公共投資の大幅な縮小によって、建設業の経営環境は厳しさを増す一方である。建設業には、従来型の「請負業」的な経営体質から脱却し、時代の変化と地域や社会のニーズを捉えた新たなビジネスモデルの展開が求められている。今年度は、「新しい建設業のかたち」をテーマに、有識者等による講演及びパネルディスカッション、懇親会を通じて、研修会参加者が、今後の経営戦略を考える上でのヒントを幅広い視点から探っていく。

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日 時 / 平成25年2月4日(月)13:30~18:40
会 場 / メルパルク東京(東京都港区芝公園2-5-20  TEL.03-3433-7210)
対象者 / 中小建設業の経営者、経営後継者、経営幹部の方
受講料 / 10,000円(税込・懇親会費を含む)
定 員 / 80名(定員になり次第締め切らせていただきます)
宿 泊 / 宿泊が必要な方は各自ご手配ください
>研修パンフレットはこちらからダウンロードいただけます。

【交通のご案内】
● JR・モノレール 浜松町駅下車 北口出口より徒歩8分
● 都営地下鉄三田線 芝公園駅下車 A3出口より徒歩2分
● 都営地下鉄浅草線・大江戸線 大門駅下車 A3・A6出口より徒歩4分

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「パラダイムシフトと建設業の進むべき方向性」 

日本が直面しているパラダイムシフトとは
価値観が大きく変化する中で、建設業の役割とは
地域建設業の進むべき方向性とは

安達 功 氏

1212_kensyuu_04.jpg ● 日経BP社 建設局プロデューサー兼インフラ総合研究所上席研究員
1963年生まれ。1986年東京理科大学工学部建築学科卒業。

 エンジニアリング会社勤務を経て1989年、日経BP社入社。日経コンストラクション編集部、日経アーキテクチュア編集部を経て日経ホームビルダーの創刊に携わる。リフォーム雑誌「賢者のリフォーム」、住宅誌「door」の開発責任者、日経ホームビルダー編集長を経て 2011年4月より建設局プロデューサー、2012年10月より、インフラ総合研究所上席研究員を兼務。



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小坂田 英明 氏

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株式会社 小坂田建設 代表取締役(岡山県岡山市)

 岡山県岡山市。日本大学大学院工学研究科を修了後、東京でトンネル工事の技術者として4 年半勤務。その後、祖父が創業した小坂田建設の3 代目後継者として入社。公共投資の急激かつ大幅な減少と借入過多に伴い、2008 年末には一時倒産の危機を迎えたものの、従来型の建設業にとらわれない新しい視点と日々の現場毎の損益管理で経営再建を実行。“お家周りの町医者”として、地域の様々なニーズに対応。自社PR チラシの配布や地域との交流イベントなどにも積極的に取り組んでいる。

“お家周りの町医者”を標榜本業に捉われぬ「建設サービス」で活路

 

永濱 健 氏

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 ラナベイク 株式会社 代表取締役(東京都中央区)

 岩手大学教育学部を卒業後、専門商社に就職。その後、外資系半導体販売会社を経て、1999 年に介護マネジメント用ソフトの開発・販売を目的に会社を設立するも経営難に陥る。その際に電気工事の下働きをしながら渡り歩く生活の中で、全国各地の電気工事業者と知り合う。この人脈を活かし、2001 年から電気設備メンテナンス事業を展開。コールセンター方式や全国一律価格のサービスで、現在では全国に約1400 社の電気工事業者ネットワークと大手チェーンストアなどを始めとして約400社の顧客を持つまでに成長。

全国に約1400社の電気工事業者のネットワークを構築し、大手チェーン店舗の電気設備メンテナンス事業を展開

 

相馬 康穫 氏

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 プロジェクトおおわに事業協同組合 副理事長(青森県大鰐町)
  青森県中小企業家同友会理事・そうま屋米酒店代表

 青森県立弘前実業高等学校商業科卒業後、家業のそうま屋米酒店を経営しながら、地域おこしグループ「おおわに足の会」設立。その後、財政赤字と高齢化に悩む大鰐町の地域産業活性化の中心人物として同友会、商工会の重役を歴任。2009年「プロジェクトおおわに事業協同組合」を設立し、赤字続きの町営日帰り温泉複合施設「鰐come」の運営を指定管理料0 円で受託。初年度から黒字化に成功。地元食材「大鰐温泉もやし」のブランド化も手掛ける。青森知事から「第1回 あおもりコミュニティビジネス表彰 最優秀賞」を受賞した。

「サービス世界一」を合言葉に赤字続きの町営日帰り温泉施設を再生

 

山田 昌喜 氏

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 NPO法人リニューアル技術開発協会 理事

 法政大学文学部を卒業後、建設会社に入社。送電線の建設現場や太陽光発電事業の部門などで、設計から施工、営業など幅広く経験。その後、マンションのリニューアル専門の建設会社勤務を経て、今年9月から現職。同協会は、マンションの大規模修繕を居住者の立場で考える健全な市場の発展を目指し1994年に設立。管理組合に対する運営サポートや知識の普及、会員企業の技術向上などの活動を通し、リニューアルに関わるすべての人や企業の育成に力を注いでいる。

顧客(居住者)の立場で考えマンション大規模修繕工事をサポート



藤原 一夫 氏

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 建設企業のための経営戦略アドバイザリー事業

  南関東エリア統括マネージャー・中小企業診断士

 明治大学工学部建設業科を卒業後、大手建設株式会社に30 年勤務。作業所長、内勤課長、部長、理事を経て、2001 年に退職し、経営コンサルティング会社(藤原コンサルティング)を設立。東京都、神奈川県及び山梨県の中小企業再生支援協議会の専門委員を務める。建設業界の実務に精通しており、中小建設業の顧問先多数。

建設業の経営革新 中小建設企業の経営改善の課題



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 講師、パネリスト、全国から集まる参加者と情報交換や率直な意見交換ができます。



主催・お問い合わせ/(一財)建設業振興基金
TEL:03-5473-4572 FAX:03-5473-4594

「第17回建設業経営者研修」の報告はこちら

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