人材確保・育成

厚生労働省 建設労働者緊急育成支援事業の展開状況 Ⅲ 事業の取組事例の紹介(各建設業団体等が地域の実情に応じ工夫を凝らして実施)

(一財)建設業振興基金

 

 
 
 一般社団法人 兵庫県建設業協会
 三田建設技能研修センターと連携、試行錯誤でカリキュラム編成(訓練期間短縮等)
 

 
研修センターオリエンテーション聴講風景
建設機械車両系実習風景
 ●実施コース :躯体系技能者(とび・土工、型枠工、鉄筋工)コース(2回)  ●訓練場所  :三田建設技能研修センター  ●技能講習講師:同上

 
 取得資格
 
  1.車両系建設機械運転技能講習(整地・運搬・積込・掘削) 2.車両系建設機械運転技能講習(解体) 3.小型移動式クレーン運転技能講習 4.玉掛け技能講習 5.高所作業車運転技能講習 6.足場の組立て等特別教育

 

 (一社)兵庫県建設業協会内に設置された拠点では、建設産業専門団体近畿地区連合会に設置された拠点と合同で、 三田建設技能研修センター (兵庫県三田市)において、躯体系技能者(とび・土工、型枠工、鉄筋工)コースを2回実施しました。
 三田建設技能研修センターでは、従来から「躯体系技能者」訓練コースを設定していますが、今回はオーダーメイドでカリキュラムを編成しています。
 10月開催の第1回目(訓練日数2カ月)は講習の間に休講日を設定するなど余裕を持った訓練計画を設定しましたが、訓練生にとっては無収入の期間が長く続いたことから、2月開催の第2回目は、これを改善し、資格取得に必要な実習を重点的に実施することとし、約1カ月の訓練日数で、短期間で躯体系技能者として働く上で必要な資格が取得できるようにしました。
 なお、募集については、フリーペーパーを研修センターを中心とするエリアに配布・設置した効果もあって多くの方から問い合わせがあり、ハローワークからの紹介とともに、訓練参加者の確保につながりました。

 
 長崎県建設産業団体連合会
 産官学連携して技能者育成、今後は他業種(型枠等)へ拡大
 

 
建設技術研究センター鉄筋組立実習風景
 ●実施コース :躯体系技能者(鉄筋)コース(2回)、建設技術者コース(1回)  ●訓練場所  :長崎県建設技術研究センター、長崎県建設産業団体連合会会員企業現場、日本クレーン協会長崎支部佐世保地区  ●技能講習講師:長崎県鉄筋工事業協同組合、日本クレーン協会長崎支部佐世保地区

 
 取得資格
 
  1.小型移動式クレーン運転技能講習 2.玉掛け技能講習 3.床上操作式クレーン運転技能講習

 

 長崎県建設産業団体連合会内に設置された拠点では、主に県の施設( 長崎県建設技術研究センター )において座学・実習を行い、日本クレーン協会長崎支部において技能講習を行う躯体系技能者(鉄筋)コースを2回実施しました。
 また、長崎県建設業協会が中心となり、産官学連携建設業人材確保育成協議会を設置し、協議会に設置した地域連携ネットワーク部会において、講師養成、カリキュラム作成、教科書作成等教育訓練体制の整備を施しています。講師養成では、鉄筋技能研修の講師予定者1名を富士教育訓練センターに派遣し、教育実習を受けさせて講師を養成しました。
 平成28年3月には県内の新卒者を対象に5日間(座学)にわたって建設関連の基礎知識を講習する建設技術者コースを実施し、うち希望者については、別途、玉掛けの技能講習(3日間)を行うなど資格取得を支援しました。
 28年度は他業種(型枠等)へ拡大していくことを予定しています。

 
 
平成27年度 建設労働者緊急育成支援事業の実施体制等 <拡大画像をご覧いただけます>
 

 
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