人材確保・育成

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特徴のある取組の紹介|予備調査 関東の専門工事業の取組

事業管理者:建設産業専門団体関東地区連合会

 
 予備調査
関東の専門工事業の取組
 
関東圏専門工事業担い手確保・育成推進協議会の取組について

~技能労働者が夢と希望を描ける社会の実現に向けて~

 建設産業専門団体関東地区連合会 (以下、「関東建専連」)では、多くの関係省庁、教育機関、関係機関等の支援、協力を得て、平成27年8月3日に「関東圏専門工事業担い手確保・育成推進協議会」(以下、「YUME-KYO」)を設置し、建設業の将来を担う若者の入職・定着等を目的とした活動を行っていきます。具体的には、「技能労働者の処遇改善」「建設産業の魅力の発信の強化」「技能労働者が夢と希望を描ける社会の実現」に向けた取組を進めていくことといたしました。

「関東圏専門工事業担い手確保・育成推進協議会」

 YUME-KYOでは、「技能労働者の処遇改善」のため、民間発注団体や元請団体に対し、適正工期、休日確保、発注者責務の明確化等を要望すると共に、元請団体に対しては、元下契約の適正化等をはかっていきたいと考えています。専門工事業者としても、技能労働者の処遇改善策としてダンピング受注の回避、利益の確保、施工能力の向上、女性の活用等を検討してまいります。
 「建設産業の魅力の発信の強化」については、「建設業の魅力」「つくる魅力」を伝えることができる現場見学会等、小中学校の児童・生徒の記憶に残る出前講座等を実施することとしております。
 「技能労働者が夢と希望を描ける社会の実現」に向けては、入社3年以内の若手技能労働者を対象に、今後の建設業を語り合うための「YUME-KYO若者合宿」や、若者を指導する職長・熟練技能者等を対象とした、若者を理解するための「YUME-KYO職長講習会」を開催する予定です。
 この他、建設業に入職される方が就職に当たり、判断材料となる「キャリアアップ計画(標準型)」を職種毎に作成することも実施していくこととしています。
 当協議会では、技能労働者が入職後も夢や希望を描ける業界を実現するために、広報や人材育成等について今後も様々な取組を継続してまいります。

 
(建設業しんこう2015年10月号掲載)
 
 

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