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2013年4月号 No.447
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[巻頭特集]
建設企業の連携によるフロンティア事業 選定委員
産業能率大学経営学部教授 内藤 洋介氏平成23年・24年度に実施された「建設企業の連携によるフロンティア事業」(以下、フロンティア事業)は、建設企業が連携の強化を図り、技能者などを新規に雇用することにより、維持管理、エコ建築、耐震、リフォームなど、今後成長が見込まれる市場の開拓を図るための検討や試行的実施に必要となる経費を助成してきました...続きを読む
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[巻頭特集]
国土交通省と当基金は、2月21日、東京・品川において「新事業展開支援セミナー2013」を開催した。今回のセミナーには、「建設企業の連携によるフロンティア事業」で優れた成果を収めた地域建設業の経営者らが全国各地から集結し、新事業に取り組む上での苦労話や事業展開の方向性などを報告した。本稿ではセミナーで発表した6連携体について、その概要を紹介する。...続きを読む
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[kaleidoscope]
今回のカレイドスコープでは、「食」の分野で事業展開をする建設企業を紹介します。...続きを読む
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[知っておきたい元請・下請の契約関係]
(一財)建設経済研究所客員研究員 六波羅 昭
この連載も14回となり、今回でひとまず終了したい。契約という実務的な側面から建設工事の元請・下請関係の問題点と改善方策を考えてきた。元請企業、下請企業は建設生産システムの主要な構成員であり、元下間の契約関係は生産システム内部の業務分担とそれに応じた責任のありかを決めている。施工組織としての元下関係が契約に基づく成果を挙げるためには、...続きを読む
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[若手経営者ネットワーク]
土建屋魂 ボス 北山 大志郎
これまで建設業界の経営者にとって同業種の経営者は、競合であることが多かった。長引く不況を乗り切るための経営者同士の情報交換や共有、紹介や相談の場としてのグループ化や、共同事業、組織化などの活動を進めるべく、近年、本業界においても経営者同士のネットワーク作りが行われるようになった。...続きを読む
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[しんこうtoday]
当基金では、3月1日、建設業界全体としての体系的な建設技能労働者、技術者の確保・育成方針の策定に向けた検討を行うため、建設産業の企業・団体、教育関係者から構成される「建設産業人材確保・育成方針策定会議」の初会合を開催した。...続きを読む
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[しんこうtoday]
国土交通省及び当基金は、3月26日に第4回目となるの広報検討会を開催した。昨年11月より戦略的広報検討会を組成し、建設産業の魅力を発信するためのアクションプランを今回とりまとめた。 ...続きを読む
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[しんこうtoday]
平成24年度 海外建設技能実習生受入事業 第四期生 受入開始
(一財)建設業振興基金
本事業では、第三期生を2月3日中国(江蘇省)から12名、第四期生を3月17日ベトナム(ハノイ)から23名の技能実習生を受け入れた。技能実習生は富士教育センターにおいて講習を受講したのち、型枠・鉄筋・内装(専門職種)での技能実習に従事する予定。...続きを読む
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[しんこうtoday]
(一財)建設業振興基金
平成25年3月19日、技術マッチングデータベースに新たに8つの技術が追加登録された。現在までのDB登録技術は101件。公開された8つの技術は、以下のとおり。...続きを読む
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[prescription 日本経済の動向]
持続的な景気回復のカギを握る 「インフレ目標」成否を占う3つのシナリオ
みずほ総合研究所 副理事長 杉浦哲郎
安倍総理がまずこだわったのは、日銀と2%のインフレ目標を共有し、その実現に向けて従来以上に積極的な金融緩和を日銀に求めることだった。安倍政権は、それによってデフレ脱却が実現し、日本経済の再生が始まると考えているが、懐疑的な見方もある。以下では、3つのシナリオから金融政策の成否を探る。...続きを読む
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[prescription 建設経済の動向]
大型補正予算で「復権」する公共事業 7.7兆円の公共事業関係費で国土強靱化を推進
日経コンストラクション編集長 野中 賢
「従来とは次元の違うレベルで、一体かつ強力に実行する政策パッケージの第一弾だ」。安倍晋三首相は1月11日に閣議決定した「日本経済再生に向けた緊急経済対策」について、このようにぶち上げた。...続きを読む
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[木の国・石の国のインフラ]
中川 良隆
1969年慶應義塾大学工学部機械工学科卒業。1971年大成建設に入社。
明石海峡大橋他数多くの工事に参画。
2003年東洋大学工学部環境建設学科教授。2012年SPQR技術士事務所。寺社仏閣そして神殿は、荘厳で恒久的でなければならない。地震で崩れたり火事で燃えたりしたら、人びとは、神様・仏様の祟りがあると思ってしまう。木の国、日本の代表的寺院建築は東大寺金堂。石の国、古代ローマの代表的神殿建築はパンテオンであろう。...続きを読む
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[インフォメーション]
本誌「建設業しんこう」は、よりスピーディーかつタイムリーに読者の皆様へ情報をご提供するため、2013年4月号より発行日を「毎月25日」から「毎月5日」へ変更いたします。 引き続き「建設業しんこう」をご愛読くださいますよう、よろしくお願い致します。...続きを読む
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[COLUMN]
明治四十四年(一九一一年)、初代(第一期)歌舞伎座は施設の老朽化と帝国劇場の開設を機に、改築工事が行われた。この頃、ヨーロッパの近代的な演劇を確立しようとする運動が起こるなど、旧派(歌舞伎)に対する新派が人気を博していたことも影響し、外観が純洋風の帝国劇場に対抗して初代の土台や骨組みを残した純和風の宮殿造りになったようだ。...続きを読む
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[建設企業の連携によるフロンティア事業]
3月5日から8日までの4日間にわたり、第19回「建築・建材展2013」が東京ビッグサイトで開催された。ご存知のように本展示会は、住宅・店舗・ビル用の各種建材をはじめ、設備機器やソフトウエア、工事・施工法、関連サービスなどを幅広く紹介する国内有数の建材関連総合展示会。...続きを読む
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[建設企業の連携によるフロンティア事業]
菱形に近いユニークな形状のネクサスブロック驚きの耐震木造構造を実現した新開発の「SWT工法」|建築・建材展2013
応募事業名:北誠SWT工法事業の推進拡大
事業分野:リフォーム/耐震/技術・ノウハウ販売
連携体団体:北誠SWT工法推進連携体(長野県) [㈱北誠商事、㈲佐藤工房]]「自動車工場で自動車を製造するように、工場で木造住宅を生産ができないものか」「オモチャのブロックを積み上げるように簡単に家が作れないものか」――。株式会社北誠商事(長野県飯山市)の高柳博社長は、長年にわたってその難問に挑戦し、試行錯誤を繰り返したという。...続きを読む
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[建設企業の連携によるフロンティア事業]
柱間に専用のパネル材をはめ込み施工するだけで壁倍率4.5倍!真壁多機能耐力壁「タフボード」で地震に負けない家屋づくり|建築・建材展2013
応募事業名:長期優良住宅耐震システムを構築する事業
事業分野:リフォーム/耐震
連携体団体:耐震システム研究会【㈱アクト】(㈱小野工務所、NPO法人優良な木造建築ものづくりまちづくり推進協議会)多機能真壁体力パネル「タフボード」とは、柱間に専用のパネル材をはめ込み施工するだけで、壁倍率4.5倍の真壁耐力壁を施工できる新発想パネルのこと。高強度の壁倍率を実現するだけでなく、壁変形率が15分の1以下になって"粘り"を発揮し、新パネルの中では唯一、限界計算に対応する。これに高強度な柱脚金物「アンカーボルト」を連動させたものが、長期優良住宅耐震システム「タドス構法」である。...続きを読む
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[建設企業の連携によるフロンティア事業]
「介護用品レンタル」から「リフォーム」新発想の複業ビジネスモデルを構築し、全国展開へ|建築・建材展2013
応募事業名: 建設と介護の複業化モデルを全国に広める、チームLifeCare
事業分野:リフォーム、技術・ノウハウ販売
連携体団体:セントラル建設㈱[㈱関組、カネ九商事㈱、㈱ディーシーエス]建築需要が減少する中、「建設業の知識を生かしつつ取り組める」新事業を模索していたカネ九商事株式会社(岐阜県恵那市)の阿部伸一郎社長は、ひとつの結論にたどり着く。少子高齢化が進むわが国において、今後ますます需要増が期待されるのが、福祉介護分野だ。...続きを読む
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[建設企業の連携によるフロンティア事業]
表層材に京都産木材、基材に透水性のインターロッキング耐久性と低蓄熱性に優れる「木質路面材」を開発|建築・建材展2013
応募事業名: 木質路面材と林道協業ビジネスモデルの展開
事業分野:環境/技術・ノウハウ販売/林業
連携体団体:木の町推進グループ[大西建設工業㈱、㈱稲村工務店]陸地面積の7割近くが森林といわれる日本。かつて林業は農業、漁業と並ぶ日本の一大産業として成り立っていた。しかし、昭和30年代に木材輸入の自由化がスタートするとともに木材の自給率は下がり、国産材の価格は急落。林業は利益の出ない産業となり、衰退の一途をたどった。...続きを読む
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[建設企業の連携によるフロンティア事業]
"水が腐らない"スーパーソル雨水貯留システムを活用した校庭などの緑地化によるヒートアイランド抑制事業|建築・建材展2013
応募事業名:スーパーソル(多孔質軽量リサイクル資材)貯水機能付き緑化事業
事業分野:環境/技術・ノウハウ販売
連携体団体:3T連携体(沖縄県) [㈱桃原農園、太陽工業㈱、㈱トリム]廃ガラスをゴミではなく新しい資源としてとらえ、廃ガラスを粉砕、焼成、発泡させることで誕生する人工の多孔質軽量発泡資材(=かるいし)「スーパーソル」。緑化・断熱・園芸・浄化・建築・土木などの多くの用途で活用でき、循環型社会を構築するに当たって高い付加価値をもつ商品である。...続きを読む
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[建設企業の連携によるフロンティア事業]
「施工したタイルの剥離問題」を解決する2種の新製法タイルの市場導入に向けた連携事業|建築・建材展2013
応募事業名:新製法タイルの市場導入プロジェクト
事業分野:リフォーム、環境、耐震、技術・ノウハウ販売
連携体団体:㈲ミトモ、㈲直井タイル、㈲エーエスピー年劣化や地震の揺れなどによる「タイルの剥離・落下問題」は、本業界における積年の課題といっても過言ではないだろう。この解決策として注目されるのが、「新製法タイルの市場導入に向けた連携事業」だ。...続きを読む
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[建設企業の連携によるフロンティア事業]
自然石の砕石を使った住宅地盤改良技術土地の資産価値を下げない「エコジオ工法」|建築・建材展2013
応募事業名:三重大学と開発した「砕石の住宅地盤改良(エコジオ工法)」の全国展開
事業分野:技術・ノウハウ販売
連携体団体:㈱尾鍋組、㈱サムシング、クラウン工業㈱大規模土木工事では一般的な「砕石を使った地盤改良技術」を民間の住宅用に改良した「エコジオ工法」。株式会社尾鍋組(三重県松阪市)の尾鍋哲也社長は、本事業の背景についてこう振り返る。...続きを読む
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[建設企業の連携によるフロンティア事業]
年間を通じて一定温度の地下水の性質を活用し環境負荷の少ない社会の実現へ|建築・建材展2013
応募事業名:水の温もりプロジェクト
事業分野: 環境
連携体団体:水の温もりプロジェクト(山梨県)[フジ運輸㈱、小林建設㈱]日本は世界でも有数の水資源に恵まれた国だ。この"豊かな水資源"を熱エネルギーとして活用し、環境負荷の少ない社会を実現しようというのが、山梨県中央市で発足した「水の温もりプロジェクト」である。...続きを読む
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